顧問税理士の変更を考え始めたとき、最初に相談したのが税理士紹介サービスの「ビスカス」でした。
「ビスカス 評判」「ビスカス 口コミ」で検索すると、サービス自体の説明は見つかるものの、実際にどんな税理士が紹介されるのか、担当者はどんな対応なのかは、使ってみるまで分からない部分が多いというのが正直な感想です。
今回は、私が実際にビスカスへ問い合わせ、3つの税理士事務所を紹介してもらうまでの一部始終をお伝えします。
先に結論を言うと、問い合わせ直後の対応には少し引っかかる点がありました。
ところが、紹介してもらった税理士の質は想像より高く、最終的にはビスカス経由で出会った税理士法人に顧問をお願いすることになっています。
サービスの使い勝手と、紹介される税理士の質は、必ずしも一致しない。今回の体験を通じてそう感じました。
※記事中の税理士事務所名・担当者名は、実際のものではなく仮の表記です。
ビスカスを利用したきっかけ
きっかけは、現在契約している税理士事務所から顧問料値上げの連絡があったことでした。
これを機に、今の顧問料やサービス内容が適正なのかを確かめる意味も込めて、複数の税理士事務所を比較してみることにしました。
私は法人を2社経営しており、両社ともfreeeで日々の記帳を自社対応しています。
税理士には主に会計チェック・税務相談・決算申告をお願いする形で、加えて法人でFX取引も行っているため、この点に対応できることも条件として伝えました。
税理士探しはビスカス一本に絞らず、他の紹介サービスや税理士法人への直接問い合わせも並行して進めています。
今回はその中で、ビスカスを利用して感じたことに絞って書いていきます。
電話中心のヒアリングに、まず戸惑った
ビスカスのサイトから問い合わせると、最初の連絡は電話でした。
一度目は出られず、その後メールが届いていたのですが、迷惑メールフォルダに入っていて気づかず、結局再度の電話でようやく詳しい条件を伝える流れになりました。
別に利用していた税理士紹介サービスは、Web上で希望条件を入力し、メールで税理士を紹介してもらうスタイルだったため、比較するとビスカスは電話でのヒアリングを重視するサービスという印象を受けました。
電話だと細かいニュアンスを伝えやすい良さはあります。
一方で、自分のタイミングでWeb上に条件を入力して進めたいタイプの人間としては、少し昔ながらのやり方に感じたのも本音です。
「今の料金は安い」「FX対応は限られる」と言われて
電話で現在の契約内容や希望条件を説明すると、担当者からは次のような趣旨の説明がありました。
- 現在支払っている顧問料は、相場としてかなり安い水準であること
- 法人でFX取引を行っている場合、対応できる税理士は限られること
紹介する立場からの率直な説明だったのだとは思います。
ただ、こちらはまさにこれから新しい税理士を探そうという段階です。
「今より良い条件の税理士を見つけるのは難しいのかもしれない」と、正直やや後ろ向きな気持ちになりました。
この時点でのビスカスへの第一印象は、お世辞にも良いものではありませんでした。
ただし、この印象は、実際に税理士を紹介してもらった後で大きく変わることになります。
紹介されたのは3つの税理士事務所
希望条件を伝えた結果、ビスカスから紹介されたのは次の3事務所でした。実名は伏せ、それぞれ以下のように表記します。
- A事務所:代表の公認会計士・税理士本人が担当する小規模事務所
- B税理士法人:担当者と組織で対応する税理士法人
- C事務所:若手の公認会計士・税理士が運営する事務所
面談方法は当社への訪問、事務所への訪問、オンラインとそれぞれ異なり、日時や場所の案内、必要書類(決算書、総勘定元帳、freeeのデータ、請求書、通帳など)の準備依頼は、すべてビスカスからまとめてメールで届きました。
電話中心の進め方には最初こそ戸惑ったものの、税理士が決まってからの面談設定は非常にスムーズでした。
自分で事務所を探し、一件ずつ問い合わせて日程調整する手間を考えると、ここは紹介サービスならではのメリットだと感じます。
A事務所|代表本人が担当する安心感
最初に面談したA事務所は、代表の公認会計士・税理士本人がそのまま顧問先を担当する小規模事務所でした。
面談時間は約45分。freee対応は問題なく、契約後も面談した先生本人が担当してくれるとのことです。
「顧問先の状況は自分自身で把握しておきたい」という考えからだそうで、この姿勢は好印象でした。
小規模法人を数多く担当しているとのことで、今の経理方法もそのまま引き継げそうです。
法人FXや一口馬主の実務経験はないと正直に説明を受けましたが、内容を伝えると対応自体には問題ないとのことでした。
やり取りはChatworkとGoogle Driveを希望通り使えます。
料金は法人2社まとめて依頼する前提で、2社合計・年間66万円という見積もりでした。
先生自身は営業トークが得意なタイプではなく、必要なことを淡々と確認して回答する、いわば「お医者さん」のような印象です。
ただこれは悪い意味ではなく、専門家として頼れる安心感もあり、個人的な評価は100点満点で85点程度。この時点で「ここに任せてもいい」と思えるだけの有力候補になりました。
B税理士法人|担当予定者と事前に話せたこと
続いて面談したB税理士法人では、シニアクラスのスタッフと、契約後に実際の担当予定者となる方の2名が同席しました。
個人的に一番の好印象だったのは、契約前の段階で実際に担当してくれる予定の人と話せたことです。
税理士法人の場合、面談時は税理士や営業担当が対応し、契約後は別の担当者に代わることも珍しくありません。
今回は最初から担当予定者が同席していたため、契約後のやり取りをイメージした上で判断できました。
担当予定者は若手ながら受け答えがしっかりしており、きっちり仕事をしてくれそうな印象。
コミュニケーションも取りやすそうです。freeeにも対応しており、こちらが入力した仕訳を随時チェックし、間違いや確認事項があれば連絡してもらえる体制でした。
税務に対する姿勢も具体的でした。
出張旅費規程の日当について相談すると、比較的前向きな考え方を示してくれましたし、税務調査についても経験が豊富なようで、実際に調査となった場合にどう対応するか、経営者はどこまで同席する必要があるかまで、かなり具体的な説明がありました。
「対応できます」という言葉だけでなく、契約後の動きが目に浮かぶ説明だったのは大きなプラスです。
社会保険関係を相談できる体制もあり、必要に応じて補助金情報の提供や弁護士・司法書士など他士業との連携も可能とのこと。
やり取りはChatwork+Google Driveで問題なく、面談は対面・オンラインどちらにも対応してもらえます。
料金は2社まとめての依頼を考慮した上で、法人2社合計・年間72.6万円(税込)。
A事務所より年間6.6万円高い計算になります。
それでも、担当予定者の印象、組織としてのバックアップ体制、freeeのチェック体制、税務に対する姿勢、調査対応の経験、他分野への連携のしやすさを総合すると、この差額には十分納得できました。
個人的な評価は93点程度。最安ではなく、料金と内容のバランスが最も納得できたB税理士法人に依頼することを決めました。
C事務所|日程変更のタイミングでキャンセル
3社目のC事務所とはオンライン面談を予定していましたが、先方都合による日程変更が入りました。
その時点で他2事務所との面談はすでに終わっており、B税理士法人へ依頼する方向でほぼ固まっていたため、こちらからC事務所との面談をキャンセルしています。
そのため、C事務所については実際のサービス内容や対応を評価できていません。
ビスカスを使って感じたメリット・デメリット
一番のメリットは、税理士探しから面談調整までをまとめて任せられることだと感じました。
法人2社・freee利用・法人FXありという条件を伝えるだけで3事務所を提案してもらい、面談日時の調整まで済ませてもらえるのは、自分で一件ずつ問い合わせる場合と比べてかなりの手間削減になります。
一方で気になったのは、やはり電話中心のやり取りです。
Webやメールで自分のペースで進めたい人にとっては、この点がネックになる可能性があります。
また、紹介サービスを使ったからといって、紹介された税理士が必ず自分に合うとは限りません。
今回、ビスカス以外から紹介された事務所と合わせて複数を面談してみると、料金だけでなく担当体制、税務への姿勢、コミュニケーションの取りやすさ、提案力にかなりの差がありました。
紹介された税理士とは実際に面談し、できれば複数を比較してから決めることをおすすめします。
ビスカスはどんな人に向いているか
実際に使ってみた感覚として、ビスカスは「自分で税理士を一から探すのは大変」という人には利用する価値のあるサービスだと思います。
特に、今の税理士を変更したい人、複数の候補を比較したい人、自分の業種や条件に対応できる税理士を探したい人には向いているはずです。
面談の日程調整までまとめて任せたい場合にも便利でした。
反対に、電話ではなくWeb上ですべて完結させたい人には、やや相性が合わないかもしれません。
まとめ|結局ビスカスを使う価値はあるのか
最初の電話対応や、料金・FX対応についての説明には、正直なところ引っかかる部分もありました。
ただ、その後紹介された3事務所のうち実際に面談した2事務所は、いずれも契約を検討できるレベル。
そのうち1社であるB税理士法人へ最終的に依頼することになりました。
「サービス自体の使いやすさ」と「紹介される税理士の質」は、分けて評価したほうがいい。
これが、今回ビスカスを利用して一番強く感じたことです。
最初の印象だけで判断していたら、今回出会えた税理士法人には辿り着けませんでした。
税理士の変更を考えているなら、最初から1社に絞り込まず、紹介サービスも活用しながら複数の候補と実際に面談して比べてみることをおすすめします。
会社にあった良い税理士を見つける
私は税理士選びに税理士紹介サイトを使って、複数の税理士と面談して比較して税理士を決めました。
サービスと料金の比較ができるのはもちろん、重要となる「顧客の立場に立つ姿勢」や「知識量」も複数の税理士を比較することですぐにわかります。
税理士紹介サービスを4社利用しましたが、ビスカスは業界最多の登録税理士の中から、成約率が高く質の良い税理士から紹介してくれるので、紹介してもらった税理士の質が他社とは全然違いました。
専門のコーディネーターもついてくれて、業種や要望にあった税理士を紹介してくれます。
税理士紹介実績もNo1なので、まずはビスカスに紹介してもらうのがおすすめです。
利用料無料で、納得いくまで税理士選びをサポートしてくれます。
ビスカスの詳細を見てみる
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