前回の記事では、顧問料の10%値上げをきっかけに、現在の顧問税理士を変更することにした理由について紹介しました。
実際に税理士を変更すると決めて、次に困ったのが、
「新しい税理士をどうやって探せばいいのか?」
という問題です。
税理士を探す方法はいくつかあります。
Googleなどで検索して自分で探す方法もあれば、知人から紹介してもらう方法、税理士紹介サービスを利用する方法などもあります。
今回私は、一つの方法だけに絞るのではなく、
- 税理士紹介サービス「ビスカス」
- 税理士紹介サービス「税理士ドットコム」
- Googleやfreeeなどを使って自分で税理士を探す
という3つのルートを同時に使って税理士を探すことにしました。
この記事では、法人の顧問税理士にはどのような探し方があるのか、そして私が実際にどのような条件で税理士探しを始めたのかについて紹介します。
まずは次の税理士に求める条件を整理
いきなり税理士を検索する前に、まず行ったのが「次の税理士に何を求めるのか」の整理です。
今回の税理士変更は、単純に顧問料を安くすることだけが目的ではありません。
現在の税理士に感じている不満を整理すると、
- 顧問料が10%値上げされる
- 契約当初から担当者が変わった
- 会計処理上のミスがあった
- 社会保険や補助金など税務以外の情報提供が少ない
- 以前より会計・税務処理に対する判断が厳しくなった
などがあります。
せっかく税理士を変更しても、次の税理士で同じ不満が出てしまっては意味がありません。
そこで今回は、
- freeeに詳しい
- 自社で記帳する会社に合った料金体系
- 会計・税務処理が正確
- 担当者の経験・知識が十分
- 担当者が頻繁に変わらない
- レスポンスが早い
- 決算前に節税などの提案がある
- 税制改正などの情報提供がある
- 社会保険・補助金などについても関連情報を提供してもらえる
- 税務判断について理由やリスクまで説明してもらえる
といった条件を設定しました。
税理士探しを始めて感じたのですが、「良い税理士を探す」よりも「自分が税理士に何を求めているかを明確にする」ことの方が重要かもしれません。
会社によって税理士に求めるものはかなり違うからです。
現在の経理状況も整理しておく
税理士を探す際には、自社の経理状況についても整理しておいた方がスムーズです。
私の場合は法人を2社経営しており、どちらも会計ソフトはfreeeを利用しています。
日常的な、
- 売上の登録
- 経費の登録
- 領収書の整理・登録
などについては基本的に自社で行っています。
つまり、税理士に記帳代行をお願いする必要はありません。
お願いしたいのは主に、
- freeeに入力した会計内容のチェック
- 必要な会計処理の修正
- 税務相談
- 決算
- 法人税等の申告
- 節税や制度変更などの情報提供
です。
ここは料金にも大きく関係してきます。
税理士事務所によっては記帳代行込みの料金体系になっているところもあります。
そのため問い合わせの際には、
「freeeへの日常的な入力は自社で行うため、記帳代行は不要」
ということを必ず伝えるようにしました。
税理士の探し方① 税理士紹介サービスを利用する
最初に考えたのが、税理士紹介サービスを利用する方法です。
税理士紹介サービスでは、自社の業種や売上規模、希望するサービス、予算などを伝えることで、条件に合いそうな税理士を紹介してもらえます。
自分で大量の税理士事務所を検索する必要がないため、効率よく候補を見つけられるのがメリットです。
今回私は紹介サービスを1社だけではなく、
- ビスカス
- 税理士ドットコム
の2社に同時に問い合わせることにしました。
ビスカスに税理士紹介を依頼
一つ目に利用したのがビスカスです。
税理士紹介サービスとして長く運営されているサービスで、法人の顧問税理士探しにも対応しています。
今回ビスカスには、
- 法人2社をまとめてお願いしたい
- 2社ともfreeeを利用
- 記帳は自社で行う
- 現在の顧問料は1社月額33,000円(税込)
- 決算料を含めて2社年間792,000円(税込)
- 今回10%の値上げがあった
- 料金だけではなく提案力や担当者の質も重視
といった条件を伝えました。
さらに、
- freeeに精通している
- 小規模法人の顧問経験が豊富
- 決算前に節税提案をしてもらえる
- 社会保険や補助金などについても情報提供がある
- オンラインでスムーズにやり取りできる
といった希望も伝えています。
単に、
「安い税理士を紹介してください」
とお願いするのではなく、現在の税理士への不満と次の税理士に求める条件をある程度具体的に伝えることにしました。
税理士の探し方② 税理士ドットコムも利用
もう一つ利用することにしたのが税理士ドットコムです。
こちらも税理士を紹介してもらえるサービスですが、あえてビスカスと同時に利用することにしました。
理由はシンプルで、
紹介サービスによって紹介される税理士が違う可能性があるから
です。
同じ条件を伝えて、
「どんな税理士を紹介されるのか」
「料金はどの程度なのか」
「紹介会社の対応に違いはあるのか」
を比較してみたいと思いました。
税理士は一度契約すると長い付き合いになる可能性があります。
そのため、最初から1社の紹介サービスだけで決めるより、複数のルートから候補を集めた方が納得して選べると考えました。
今後、
- 問い合わせ後の連絡スピード
- ヒアリング内容
- 紹介された税理士の数
- 紹介された税理士の質
- 提示された顧問料
- 紹介後のフォロー
なども比較してみる予定です。
実際に利用してみた感想については、それぞれ別の記事で詳しく紹介したいと思います。
税理士の探し方③ 自分でも検索する
紹介サービスだけではなく、自分でも税理士を探すことにしました。
今回重視している条件の一つがfreeeです。
私は日常的な会計処理を自社で行っているため、freeeの操作や仕組みに詳しい税理士の方がコミュニケーションもスムーズだと考えました。
そこで、
- Google検索
- freeeの税理士・会計事務所検索
- 各税理士事務所の公式サイト
などを使って候補を探しました。
特に確認したのが、
- freeeの認定アドバイザーか
- freeeの導入・対応実績
- 自計化に対応しているか
- 法人顧問の料金
- 決算料が別途必要か
- 節税提案について記載があるか
- 社会保険・補助金などの周辺サービス
- オンライン対応
といった点です。
検索してみると、同じ「法人顧問」でも事務所によってサービス内容や料金体系がかなり違うことが分かりました。
自分で探した税理士にも直接問い合わせ
自分で検索した中から、今回の条件に合いそうだと感じた税理士事務所にも直接問い合わせることにしました。
実際に問い合わせたのがリライル税理士法人です。
リライルを候補にした大きな理由は、
freeeへの入力を自社で行う会社向けのプランが用意されていたこと
です。
今回の私の会社では記帳代行が不要なので、こうした自計化を前提とした税理士事務所とは相性が良いのではないかと考えました。
直接問い合わせする際にも、
- 法人2社の税理士変更を検討している
- 2社ともfreeeを利用している
- 日常的な記帳は自社で行う
- 会計チェック・税務相談・決算申告をお願いしたい
- 決算前の節税提案や制度の情報提供も希望
という内容を伝えています。
ただし、こちらから希望金額はあえて提示しませんでした。
まずは相手から、
「この条件なら年間いくらなのか」
という見積もりを出してもらい、紹介サービス経由の税理士と比較したいと考えたからです。
紹介サービスだけに絞らなかった理由
今回、
ビスカス+税理士ドットコム+自分で検索
という3ルートを使ったのには理由があります。
紹介サービスは非常に便利ですが、当然ながら紹介会社が紹介できる税理士の中から候補が選ばれます。
一方、自分で検索すれば、紹介サービスを利用していない税理士事務所も候補になります。
逆に自分だけで探す場合は、
「本当にこの事務所が良いのか?」
を判断するのが難しいという問題があります。
そこで今回は、
紹介サービスで第三者から候補を出してもらいつつ、自分でも条件に合う税理士を探す
という方法を取ることにしました。
これなら、それぞれの方法の弱点をある程度補えるのではないかと思っています。
税理士は月額ではなく年間総額で比較する
税理士を探す際に、もう一つ気をつけようと思っているのが料金の比較方法です。
税理士事務所の料金を見ると、
「月額○○円~」
という表記が多くあります。
しかし実際には、
- 月額顧問料
- 決算料
- 法人税申告
- 消費税申告
- 年末調整
- 法定調書
- 償却資産申告
などが別料金になっているケースもあります。
そのため、月額顧問料だけを比較すると、本当に安いのか分かりません。
現在お願いしている税理士は月額33,000円ですが、決算料なども含まれているため、年間総額は1社396,000円です。
今回の税理士探しでは、
「結局1年間でいくら支払うことになるのか」
を必ず確認して比較する予定です。
特に今回は法人2社をまとめてお願いするため、
2社合計の年間総額
で見積もりを出してもらうことにしています。
目標は2社で年間60万円前後
現在の税理士に支払っている料金は、
2社合計で年間792,000円(税込)
です。
値上げ後は、
年間871,200円(税込)
になります。
今回、日常的な記帳を自社で行っていることなども考慮し、新しい税理士についてはひとまず、
2社合計で年間60万円前後
を一つの目安にしています。
もちろん、60万円を超えたら候補から外すという意味ではありません。
例えば年間65万円でも、
- 担当者の質が高い
- レスポンスが早い
- freeeに詳しい
- 決算前に節税提案がある
- 税制改正などの情報提供がある
- 社会保険や補助金などについても相談できる
のであれば、現在より料金を抑えながらサービスの向上も期待できます。
反対に年間50万円でも、決算申告をするだけでほとんど提案がないのであれば、今回税理士を変更する目的とは合いません。
安さではなく、価格とサービスのバランスで判断するつもりです。
最終的には3~5人程度と面談して決める予定
この記事を書いている時点では、
- ビスカス
- 税理士ドットコム
- 自分で探した税理士事務所
に問い合わせを行った段階です。
ここから紹介された税理士や直接問い合わせた税理士の料金・サービス内容を確認し、候補を絞っていきます。
最終的には3~5人程度の税理士と実際に面談して比較する予定です。
面談では料金だけではなく、
- 実際に誰が担当するのか
- freeeをどのようにチェックするのか
- 決算前にどのような提案をするのか
- 税務判断についてどのようなスタンスなのか
- 社会保険や補助金についてどこまで情報提供してもらえるのか
- 通常のレスポンスはどの程度なのか
なども確認したいと思っています。
税理士は会社のお金や税金について長期的に相談する相手です。
今回実際に探し始めてみて、料金だけではなく「自社が税理士に何を求めるのか」を明確にしたうえで、複数の候補を比較することが重要だと感じています。
今後、ビスカスや税理士ドットコムから実際にどのような税理士を紹介されたのか、面談してどう感じたのか、料金はいくらだったのかについても順次紹介していく予定です。
次の記事では、まず「ビスカスを実際に使って税理士を探してみた体験談」について紹介します。
会社にあった良い税理士を見つける
私は税理士選びに税理士紹介サイトを使って、複数の税理士と面談して比較して税理士を決めました。
サービスと料金の比較ができるのはもちろん、重要となる「顧客の立場に立つ姿勢」や「知識量」も複数の税理士を比較することですぐにわかります。
税理士紹介サービスを4社利用しましたが、ビスカスは業界最多の登録税理士の中から、成約率が高く質の良い税理士から紹介してくれるので、紹介してもらった税理士の質が他社とは全然違いました。
専門のコーディネーターもついてくれて、業種や要望にあった税理士を紹介してくれます。
税理士紹介実績もNo1なので、まずはビスカスに紹介してもらうのがおすすめです。
利用料無料で、納得いくまで税理士選びをサポートしてくれます。
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