1週間ほど前から設立した法人の銀行口座の開設手続きを進めています。
各銀行の法人口座のサービスを比較検討した結果、ゆうちょ銀行とジャパンネット銀行の口座を作ろうと口座開設手続き中です。
同じように法人口座をどこで開こうか悩んでいる人もいると思いますので、なぜ法人口座にゆうちょ銀行とジャパンネット銀行を選んだのか説明します。
ゆうちょ銀行を選んだ理由
- 月額手数料が無料
- ゆうちょ銀行ATMで手数料無料で入出金できる
- ゆうちょ銀行宛の振込手数料が無料
- 審査が厳しくない(という噂)
法人口座にゆうちょ銀行を選んだ理由はコスト面の優秀さと、審査のゆるさからです。
まず、ゆうちょ銀行の法人口座は月額維持手数料は無料になっています。
個人で銀行口座を使っているだけだとわかりませんでしたが、法人の口座は維持手数料として月額2,000円くらいかかる銀行が多くなっています。
ネット銀行など月額手数料無料で提供している銀行もあり、ゆうちょ銀行でも月額手数料は無料です。
銀行に口座があるだけで手数料を取られるのは馬鹿らしいので、月額手数料無料の銀行にしようと決めました。
この時点で月額手数料がかかるメガバンクは対象外となりました。
ゆうちょ銀行法人口座は手数料が安い
あと、ゆうちょ銀行の法人口座は手数料が安いです。というか無料のものが多くあります。
まずATMからの入出金はゆうちょ銀行ATMを利用すれば、何度でも手数料は無料になります。
法人だと現金での出金はあまり多くないような気はしますが、いざという時も手数料無料で入出金できるのはうれしいです。
また、ゆうちょ銀行宛の振込手数料が無料なのも大きいです。
ゆうちょ銀行間の振込手数料が無料になることで、個人で持っているゆうちょ銀行の口座へ給与振込や経費精算した時のお金を手数料無料で送金することができます。
一人株式会社だと、法人と個人の口座間でお金のやり取りが発生しますが、感覚的には全部自分のお金ですので、資金移動だけで手数料が取られるのは痛いですよね。
個人の口座へ手数料無料で送金ができる、これが一番のメリットだと思います。
ゆうちょ銀行の法人口座の審査
また、重要な点としてゆうちょ銀行の法人口座は比較的審査が通りやすいことで知られています。
ネット上の情報や人から聞いた話ですので、あくまで噂レベルではありますが、メガバンクなどと比べて審査に通りやすいそうです。
手続きをした時に窓口のお姉さんに聞いたところ、ほとんどの会社で口座開設できているので安心してくださいと言われました。
メガバンクにも一度問い合わせをしましたが、新設法人だとかなり口座開設は厳しい印象で、取引が証明できる書類を出せの一点張りで口座開設お断りという雰囲気でした。(私が問い合わせた人が悪かったのかもしれません。)
上述したとおりゆうちょ銀行の方がコスト面では圧倒的に良いので、メガバンクの法人口座は私には必要ないと判断しましたが、口座開設したくてもできないというのが実情でもあります。
将来的に融資などを考えていて、メガバンクと関係を作っておきたい人はゆうちょ銀行やネット銀行で法人としての実績を積んでから、信用金庫、地方銀行とステップアップしてメガバンクの口座開設と進めるのが良いかもしれません。
と、少し脱線しましたが、コストが安かったことと審査に通りそうという2点を踏まえて、ゆうちょ銀行の口座開設をしようと思いました。
ジャパンネット銀行を選んだ理由
- 月額手数料が無料
- ATMでの入出金が月に1回無料
- 他行宛の振込手数料が安い
- 審査が厳しくない(という噂)
- 審査なしでVISAデビットカードが発行できる
ゆうちょ銀行のほかにジャパンネット銀行もサブ口座として持っておこうと思いました。
ジャパンネット銀行はゆうちょ銀行と同じく、月額の維持手数料が無料なので持っていて損がないですし、他行宛の振込手数料がゆうちょ銀行より安いので、どこかに振込をする時に使いたいと思ったからです。
あと、個人的な事情としては収入の一つに「ジャパンネット銀行を受取口座にすると振込手数料無料」というのがあるため、毎月の振込手数料(こちら負担)を減らしたいなという思いがありました。
ジャパンネット銀行の法人口座の振込手数料
- 3万円未満:172円
- 3万円以上:270円
ジャパンネット銀行の法人口座の振込手数料は3万円未満だと172円、3万円以上だと270円となっています。
ゆうちょ銀行の法人口座の他行宛振込手数料が3万円未満が216円、3万円以上で432円となっていますので、ジャパンネット銀行の方が安くなっています。
メガバンクでは500円から700円程度かかることを考えると、ジャパンネット銀行の振込手数料の安さが目立ちます。
入出金が月に1回まで手数料無料
ジャパンネット銀行では、ATMからの入出金は入金と出金でそれぞれ月に1回まで無料で利用できます。
2回目以降は3万円未満で162円、3万円以上で無料となっています。
あまり法人口座からATMで入出金する機会はないと思いますが、手数料は安いに越したことがありませんね。
ジャパンネット銀行は以下のATMを利用することができるので、ゆうちょ銀行ATMがなかった時に身近なところでお金を引き出せるメリットもあります。
- セブン銀行ATM
- イーネットATM
- ローソンATM
- ゆうちょ銀行ATM
- 三井住友銀行ATM
イーネットはローソン、ファミリーマートなど多くのコンビニに設置してありますので、コンビニであれば多くの場所で入出金できると言えそうです。
VISAデビットカードが利用できる
ジャパンネット銀行の法人口座ではVISAデビットカードを発行することができます。
VISAデビットカードはクレジットカードと同じようにVISAブランドが使えるお店で支払可能で、支払時に利用金額を即口座から引き落とされるのが特徴です。
また、クレジットカードと違って与信が必要ないので、審査なく発行してもらえます。
銀行口座の次にクレジットカードを作るのが難関でしたので、審査なしにカード払いができる環境を作れるのは魅力的に感じました。
ジャパンネット銀行をメインで使っても良いと思えるくらいのクオリティの高さです。
個人口座へ手数料無料で振込ができる点が決め手で、ゆうちょ銀行をメインにしましたが、ジャパンネット銀行でも自行宛の振込手数料は53円となっており安いので、ゆうちょ銀行の審査落ちをしてもジャパンネット銀行メインでやっていけそうです。
なお、ジャパンネット銀行の申込時にホームページが必要なようだったので、急ごしらえで法人のホームページを作成して申し込みました。
バーチャルオフィスだと審査は厳しい?
どちらの銀行もバーチャルオフィスだと審査落ちしたという人がいますので、バーチャルオフィスの人はどちらもきついかもしれません。
犯罪に利用する人は、オフィスをバーチャルオフィスにしていることが多く、銀行側もバーチャルオフィスには厳しくならざるをえないそうです。
私は実家を本店にしていますので、その点はクリアしていますが、気になるのは資本金が1円なこと。。
こんなことなら100万円くらいにしておくんだったと後悔しています。
資本金1円でも法人口座は開設できるのか、実験のつもりで結果を報告したいと思います。
結局はやってみるしかない
法人口座の開設審査は銀行によって大きく異なりますし、時期や状況によっても変わってきます。
新設法人の口座開設の審査が厳しくなっていることは間違いないようですが、自分が口座開設できるかどうかは申し込んでみないとわからないですよね。
悩んでいるとあっという間に1ヶ月や2ヶ月経ってしまうので、まずは申し込みしてみるのが良いと思います。
私の場合は、口座開設の審査が比較的やさしそうなゆうちょ銀行をメインに、ネット銀行としてジャパンネット銀行をサブ口座にしようと目論んでいますが、結果がどうなるかはまた報告したいと思います。
結果がどうあれ、新設法人の法人口座にゆうちょ銀行とジャパンネット銀行はどちらもおすすめですので、悩んでいる人がいたら申し込んでみてください。
ゆうちょ銀行の口座開設は店頭で行う必要があります。リンク先は法人口座開設にあたっての注意事項や必要書類です。
ジャパンネット銀行はネットから申し込むことができます。
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